最新作『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』が大炎上!?【みんなの反応まとめと考察】
2021年2月25日、Nintendo Switch用ソフトとして発売した
『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』
ぼくものシリーズの完全新作ということもあって発売前からファンの期待感の高い作品でしたが、なんと発売から1週間でついたのは酷評レビューの嵐。
そこで、今回は酷評レビューが多かった理由を
筆者が実際にプレイしてみて感じた考察を添えながらご紹介します。
購入を迷っている方は是非参考にしてみてください。
▼『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』の概要はこちら。
『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』で酷評が多かった点
1.キャラクターの立ち絵がない
今まで牧場物語シリーズの特徴でもあったキャラクターとの会話時に出る立ち絵がなくなっている点。会話時に表情変化がないので今作の登場キャラクターに愛着が湧いてこないという声も…。
▼【プレイ考察】
牧場物語が好きな人は気になる要素。会話で段々と仲良くなっていく表情変化が見れないのでキャラクターに愛着が湧いてこないという意見も分かる。
特に恋愛候補キャラにも立ち絵がないのは残念。
”きみの笑顔のためなら頑張れる”というような恋愛候補とコミュニケーションを取る原動力の一つだった為、牧場物語ならではの良さが失われてしまった感はある。
ただ、今まで同系統のジャンルでどうぶつの森をメインに遊んでいたプレイヤーや初めて遊ぶプレイヤーはさほど気にならないでしょう。
2.ロード時間が長い
牧場からオリーブタウンに向かう際のマップ切り替えなど一部の移動時にかかるロード時間が長い点。
▼【プレイ考察】
全てのマップ切り替えで発生するわけではなく、オリーブタウンなどグラフィックの読み込みが多い場所への切り替える時にのみ発生。
時間にして15秒程度かかっているので、気になる人は気になるだろう。
さらに、セーブデータのロード時間も長めな印象なので、納得いく結果までやり直しする為にこまめなロードを繰り返すようなプレイスタイルなら気になる所。
3.キャラクターボイスが微妙
主人公のボイスが微妙
キャラクターメイク時点で選べる主人公のボイスは4種類(ワイルド・フレッシュ・パワフル・キュート)あるが、どのボイスも微妙な点。
▼【プレイ考察】
実際にどのボイスも聴いてプレイしてみたが、作業する時の声がどれも気の抜けた声でリアル感に欠ける印象がある。
特に女性キャラクターのボイス(パワフル・キュート)に関してはキュートが特にひどい。(違和感しか感じなかったのでキャラクターを作り直すほど…。)
女性キャラクターの主人公にするならパワフルがおすすめ。
街の住人のボイスが適当
街の住人のボイスがバリエーションに乏しく、適当なボイスが多い点。
▼【プレイ考察】
ほのぼの感や世界観をフルに楽しみたい人は少し気になる要素。
筆者も実際に恋愛候補キャラである『リン』によく話しかけるが
「はいー。」か「は~い。」という何とも雑な返事の設定に少しがっかり。
4.料理のグラフィックが手抜き
オリーブタウンではレストランやカフェで食事を楽しむことが出来るが、どの料理を頼んでもグラフィックが同じという手抜きな点。
▼【プレイ考察】
これは完全に制作側の手抜きと言わざる負えないマイナスポイント。
筆者も序盤によくカレーライスのお世話になっていたが、料理のグラフィックが一緒なのは違和感しかなかった。
世界観を大切にしているシリーズだけにこういう所は気にして欲しかった。
5.新要素であるメーカーの仕様が不便
今作から登場した素材を加工する装置『メーカー』で加工品が一つずつしか作れない上にメーカーの大量設置が必要など不便が多い点。
▼【プレイ考察】
一つの加工品を作る為に一つのメーカーを使う為、メーカーは大量設置の必要があり、かなり場所を取る仕様。
確かに不便な仕様だが、地道なクラフト感を楽しむゲームでもあるので、そういう意味では筆者は合っているように感じる。
ただし、牧場の外観がメーカーだらけになってしまうことで牧場感が薄れてしまったのは否めない。
6.人物紹介と会話の内容が雑
オリーブタウン住人の人物紹介と会話の内容が雑な点。
▼【プレイ考察】
明らかに雑。住人の背景や個性が全然見えてこないので、愛着が湧かない要素の一つにつながっている。人物紹介はテキストの余白の広さがより手抜き感を増している。
会話の内容も短く、キャラクターの情緒に乏しく物足りない。
▼【追記更新】
雑かと思われた人物紹介だったが、好感度を上げたり特別な関係に発展することで内容が埋まっていくようだ。
さらに会話のパターンも仲良くなることで新たなパターンが増えているのを確認済み。奥行きのある演出になっていたようだ。
7.主人公の移動が遅い
ダッシュやジャンプなどがなく、主人公の移動が遅い点
▼【プレイ考察】
ダッシュやジャンプのアクション要素がなくなったことで全体的にまったりした動きになっている。ほのぼの感としては悪くないのだが、難易度ノーマルで遊ぶ場合は時間の経過がかなり早いので、主人公の移動の遅さが少し気になる場面もある。
ただ、開拓を進めることで馬に乗れることや、街の発展計画を進めることでバイクに乗れるようになるのであまり問題はない。
逆に早い移動手段を手に入れた時の爽快感を演出しているとも言える。
8.料理の調理時間が長い
料理の調理にかかる時間が長すぎる点。
(一回につきゲーム時間が30分経過)
▼【プレイ考察】
料理は栽培した作物から様々な品が作れる魅力的なコンテンツだが、今作は一回で30分の時間経過がある為、中々空いた時間での料理を楽しみづらい。
また、めだま焼きなどの簡単な料理でも本格的な料理でも調理時間が一律30分なのでリアル感にも欠けている。
手早く出来る簡単料理や時間のかかる本格料理などに分ければもっと作り込みの深いコンテンツにつながるだけにもったいない所。
9.深夜2時に強制気絶
主人公が深夜2時を過ぎると強制的に気絶して翌日を迎える点。
▼【プレイ考察】
常に深夜の2時をタイムリミットに考えなければいけないので、やることが多くなってくると急かされている感覚になり、あまりほのぼの感を楽しめない。
特に気絶のペナルティはないようなので、逆に割り切って常に気絶するまで好きなことをするというのも遊び方としてはあり。
(New)10.動作のカクつきやバグが目立つ
#牧場物語 #オリーブタウン
— さのださだ (@sanodasada) 2021年3月2日
家が埋まった……バグだよな…? pic.twitter.com/VjDpBcZkfJ
発売してから様子を見てきたが、牧場の施設やメーカーなどのオブジェクトが増えてくると動作がカクつくことが多い。
さらに、処理の重さからかバグの報告が目立っている模様。
3月中旬を目途に修正アップデートを入れていく発表はされているので改善を期待したい所。
酷評レビューまとめ
ゲームの設定面も仕様面も様々な意見が挙がったが、
特に気になるのは過去作の”ぼくものシリーズ”を遊んでたファンからの酷評が多いこと。
そして共通して多い意見が、今作は”ぼくものらしさ”が失われたという点。
これは、キャラクターの表情変化が見れる立ち絵がなくなったことや、加工メーカーという新仕様が入ってきたことでほのぼの世界観より創作性を重視したクラフトゲームになったということだろう。
その変化に対して”ぼくものらしさ”を求めたファンからは酷評が飛び交っているが、意外にも新規プレイヤーからの反応は上々。
なので、購入を迷っている方はこの後に掲載している好評レビューまとめも見て判断することをおすすめします!
炎上理由について【追記更新】
現在の『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』の炎上騒動ですが、ロード時間が長い点やバグが多い点などゲームの不具合によるものだけではなく、制作側の以下の対応が問題視されているようです。
- 批判的なレビューの多さが原因か制作側がAmazonのレビューを閉鎖したこと。
- プロデューサーの対応(ツイートを消して逃走)
不具合の多さから批判的な意見が目立ちますが、楽しんでるユーザーもちゃんといるので、対応に誠意を見せて応えずに炎上しているのは非常にもったいない所ですね。
3月中旬を目途に修正アップデートをする予定らしいので、その対応を見てから判断しても遅くはないかと思います。
『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』で好評が多かった点
1.グラフィックが綺麗!
任天堂Switch初の完全新作ということもあって、グラフィック面は大幅に進化。
オリーブタウンの街並みもかなり綺麗で、立体感のある仕上がりになっているので、初めて訪れたプレイヤーの心をワクワクさせてくれるだろう。
▼【プレイ考察】
オリーブタウンがめちゃくちゃ綺麗!
のどかな雰囲気が表現されていて心癒されます。
2.どうぶつがかわいい!
本作では飼育どうぶつが全13種類、野生どうぶつが全21種類、ペットが全16種類とかわいいどうぶつたちが多数登場する!
飼育どうぶつは毎日お世話することで乳搾りや毛刈りといった様々な副産物を手に入れることが可能。また、野生どうぶつは飼育こそ出来ないもののフォトモードを使って自分だけの写真を撮影することが可能だ!
ペットは通常ペットと乗り物ペットに分かれており、通常ペットは1日1回のみ4つのコミュニケーションで仲良くなることが出来る!
▼【プレイ考察】
飼育どうぶつの見た目がどれもすごくかわいい!
ニワトリやウシから取れる副産物の卵や牛乳はマヨネーズ、チーズ、バター、ヨーグルトなどの加工品が作れるので遊びの幅が一気に広がって面白い。
野生どうぶつはフォトモードを使って写真に収めたら博物館に写真を寄贈してみよう!
翌日にはなんと撮影したどうぶつの彫像が出来上がっているぞ。
そして、ペットがどれもめっちゃかわいい。
庭を元気いっぱいに駆けまわる柴犬にいつも癒されます。
3.どうぶつのお世話が簡単に!
今作では乳搾り機、毛刈りバサミ、ブラシ、フォークといったどうぶつの飼育に使う必須所持アイテムが完全に撤廃。
ボタン一つで全てが出来るようになったので簡単にどうぶつが飼育出来る!
▼【プレイ考察】
面倒くさがりの筆者でもどうぶつの飼育を始めるほど簡単!
飼育する数が増えてもストレスフリーでお世話出来ます。
おかげで牧場物語で初めて卵料理が主食になりました(笑)
4.クラフトモードで好きなものを作れる!
今作のクラフトモードでは様々なものが作成可能!
加工品を使って自分だけのオリジナルの牧場を作ろう!
▼【プレイ考察】
作れるものが半端なく多くて、遊びの幅がめちゃくちゃ広い。
牧場の見た目やレイアウトなど存分に個性を出せるので創作欲が止まらない!
5.新要素スプリンクラー登場で水やりが自動化!
自動で水やりしてくれる装置「スプリンクラー」が初登場!
畑をどれだけ大きくしても楽に管理することが可能に!
▼【プレイ考察】
面倒くさい作業の定番だった水やりが全自動に変化したのはすごい。
広げるだけ広げた畑で一斉に作物を大収穫するのは爽快感抜群だ!
6.フォトモードで好きな写真が撮れる!
博物館「オリーブミュージアム」でカメラをもらうと、好きな写真を自分で撮影することが可能に!
野生どうぶつを見つけて撮影する以外にも使えるので、自分だけのオリジナルの写真を残そう!
▼【プレイ考察】
自分だけの面白い写真を撮影するなど遊び方は様々!
牧場をかなり自由にカスタマイズ出来るので、
完成した牧場を見栄えのいい角度で写真撮影するとすごく面白い!
7.主人公を細かく設定出来る!
今作のキャラクターメイクはかなり細かく設定が可能。
自分の分身となる主人公を好みに合わせてアレンジしよう!
▼【プレイ考察】
特に女の子キャラクターのパーツがどれもかなりかわいい!
さらに、ゲームを進めていくと利用できるようになる「ビューティーサロン」では外見の再設定やオシャレな服を作ることも出来るぞ!
好評レビューまとめ
主に好評なのはグラフィック面の進化と今作から追加された新要素の部分。
完全新作ということで、今まで面倒だった水やりやどうぶつの飼育の仕様を大幅に変更したり、クラフトモードによって遊びの幅を格段にパワーアップしてみたりと大胆な変更点が多いのが特徴だ。
今までの”ぼくものらしさ”から創作性を重視したスタイルチェンジによってほのぼの世界観に対しての酷評はあるものの、新規プレイヤーにとっては創作性の上がったやり込み度の高いゲーム内容が好評につながっている。
『どうぶつの森』よりリアルな世界観で、『マインクラフト』のような創作性の高いゲームをやってみたいという方にはぴったりハマる内容だ。
やり込み要素は抜群に上がっているので、牧場物語シリーズに初デビューしてみようか考えている人には特におすすめ!
総評
過去作の”ぼくものシリーズ”にこだわりのあるファンからすると世界観の変化に注意が必要な点もあるが、遊びの幅が格段に広がりボリュームアップしているのは間違いなし。
特に創作性が大幅に増したので、クラフト要素をメインに楽しみつつ、牧場経営や恋愛といった人生要素も丸ごと楽しみたい人にはおすすめだ!
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