『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』プレイレビュー最終回【さらなる冒険の旅へ!】
今回の「ゲームぶらり旅」は
『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』
2016年12月22日に発売したダンジョン探索RPGの
プレイレビュー最終回をご紹介します。
▼前回のあらすじを見たい方はこちら!
プレイレビュー(最終回)
ここまで読み進めて頂き、ありがとうございます。
今回で『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』プレイレビューは”最終回”です!
”香霖塔の異変”解決とクリア後をご紹介します!
輝針城天守閣(36F)~アワリティウム「売王の間」(39F)
前回、華扇から”香霖塔の異変”解決を託され、
ダンジョン攻略もいよいよクライマックスを迎えます。
36F「輝針城天守閣」からはさらに強敵が続々と登場!
ここまで来てやり直しはきついので、大胆かつ慎重にプレイを進めていきたい所だ。
要注意の敵キャラ一覧
衣玖さん(いくさん)
2008年に発表された東方Project第10.5作目「東方緋想天 ~ Scarlet Weather Rhapsody.」
に登場したキャラで本名は永江 衣玖(ながえ いく)
龍の世界と人間の世界の間に棲む「竜宮の使い」と呼ばれる妖怪。
本作で最大の特徴は──。
攻撃を受け流すスキル
衣玖の特性は高確率で発動する回避能力。
その為、常にできる対策としては手数を倍にする二刀流が有効だ!
ちなみに、衣玖のキャラクター概要にも空気を読む程度の能力とあり、
「柔よく剛を制す。時には自分の存在を消し、全ての攻撃を受け流す。」
という原作に忠実なスキル設定となっているようだ。
赤蛮奇さん(せきばんきさん)
2013年に発表された東方Project第14作目「東方輝針城 ~ Double Dealing Character.」
に登場したキャラで本名も赤蛮奇(せきばんき)
普段は人里で人間に紛れ、一人でひっそりと生活している妖怪。
二つ名は「ろくろ首の怪奇」
本作で最大の特徴は──。
本体から頭部を分離するスキル
「ろくろ首の怪奇」の二つ名の通り、
スキル発動時は赤蛮奇(本体)と赤蛮奇ヘッド(頭部)に分離する。
霊夢から本体を攻撃しても赤蛮奇ヘッド(頭部)は残る為、
必ず2度倒さないといけないのが面倒な敵キャラ。
影狼さん(かげろうさん)
2013年に発表された東方Project第14作目「東方輝針城 ~ Double Dealing Character.」
に登場したキャラで本名は今泉 影狼(いまいずみ かげろう)
満月の夜に狼に変身する程度の能力を持つ狼女。
変身する姿は、外の世界では絶滅したとされるニホンオオカミ。
本作で最大の特徴は──。
高威力のダメージスキル「ルーガルーキャノン」
後半トリッキーな敵キャラが多く登場する中では珍しく、
影狼の使う「ルーガルーキャノン」はシンプルに攻撃力の高いダメージスキル。
その威力は絶大で、筆者の場合は37Lv時点の霊夢(最大HP222)に78ダメージもの大ダメージを受けている。
防具をつけない二刀流装備で攻略を目指す場合は特に注意が必要だ!
効率の良いマップでレベル上げ
こちらは37F到達時に筆者が感じた「レベル上げに効率が良いマップ」
不思議の幻想郷は他のダンジョンRPGに比べて、敵のスポーン(出現)が早いのでレベル上げに苦労することは少ないが、同時に満腹度の減りも早いので無駄な歩数を減らす為にも集中したレベル上げに使うマップは厳選していきたい所。
筆者が考える上記マップを使うメリットは以下の通り。
- 周囲4部屋に出現した敵キャラを中央でまとめて狩れる
- プレイヤーは中央で足踏み待機するだけで良い
- 敵キャラの範囲スキルを抑えられるので安全
まず、1はシンプルに多くの敵キャラを狩れること。
プレイヤーが1歩動く毎に敵キャラも1歩動くダンジョンRPGではお互いが行き違いになることもしばしば起きるので、出来るだけルートが集中した場所の方が効率的。
次に、2は無駄なプレイヤーの動きを省くと同時に、下手に部屋を動き回って罠を踏むというリスクを避けている。
特にレベル上げをしようと思ったタイミングで亜空間の罠を踏んで次の階へ強制ワープしてしまうことや、焼却・腐敗・地雷の罠といった食べ物系アイテムへの影響は避けていきたい。
最後に、3は一部の敵が使うスキルへの対策だ。
不思議の幻想郷では部屋全体や範囲攻撃など厄介なスキルを持つ敵キャラが多いので、通路での戦いの方が安全なことが多い。
もっと効率の良いレベル上げは多々あるとは思うが、
筆者の場合は上記のようなマップだった時にレベル上げをおすすめする!
ついに、最上階へ到達
39Fに到達するとそこには魔力に取り込まれた霖之助の変わり果てた姿が──。
やっぱりストーリーは完全にギャグ路線のようで、
霖之助の名前も売王(バイキング)なんて残念ネームになってしまっている…(笑)
39F「売王の間」で最終決戦!
ここから39F「売王の間」で最終決戦がスタート。
マップには売王を含む6つの敵影と
香霖堂アワリティウム支店に置かれていた像の敵キャラが確認出来る。
未知のフロア、未知の敵相手に
筆者が取った初手の戦略は──。
幻惑「アンキャニーシャイン」
まず混乱を与えることは間違いないだろうと踏んだ筆者は
スペルカードの幻惑「アンキャニーシャイン」で先制をかけることに!
【実際の本音】
この時、筆者は神霊「夢想封印」のスペルカードも所持していたが、
プレイレビュー第3回で起きた百鬼夜行の悲劇から完全に使用するのをビビっていたと思われる。
▼(プレイレビュー第3回はこちら)
そして、この判断が──。
やらかしてる~~~!!!
幻惑「アンキャニーシャイン」の効果は全て打ち消されて全くの無駄に終わり、
さらに取り巻きの攻撃力がはね上がるという完全に裏目の結果に──。
(慎重な選択をしたのに、どうしてこんなことに…。)
神霊「夢想封印」のスペルカードを使うことにビビった筆者。
だが、幻惑「アンキャニーシャイン」の選択は最悪の一手だった…。
しかし、逆にこれで開き直った筆者が取った選択は──。
神霊「夢想封印」のスペルカード
今度は一転、部屋内の敵全体へのダメージを狙います。
というか、結局は後手後手に回るグダグダな展開…(笑)
(どんなにブサイクな戦い方でも勝てばいいのよっ!)
開き直ったその戦略は──。
平均23のダメージを与えるという微妙な結果に。
大ダメージを与えられたわけでもなく、
1体でも倒して数を減らせたわけでもない。
(あれ?神霊「夢想封印」が思ったより使えない…。)
実際、悪手とまでは言わないが、
思っているより有効ではないと言った所だろうか。
同じく、部屋内の敵全体へダメージを与える効果を持つ布都のスキル。
現状では、神霊「夢想封印」よりも布都の使う炎符「太乙真火」の方が全然強い。
同行キャラのスキルはオート発動なので、
使うタイミングを指定出来ないのが難点ではあるが──。
結局、手持ち3枚あった神霊「夢想封印」を惜しみなく使って、
なんとか取り巻きの一掃には成功。
残るは売王霖之助との一騎討ちのみ!
しかし、ここで売王霖之助の反撃スキルが発動。
クイックコマンド「迅速果敢」の効果は──。
ぶっ壊れスキルやないか!!!
と思わず突っ込みたくなる状況変化。
効果は、全体復活と状態異常回復・倍速・浮遊の付与
戦況は一転、敵の懐で囲まれて孤立する状態に──。
神霊「夢想封印」のスペルカードも使い切り、
全体攻撃の手段がない筆者はひとまず右下の敵から捌くことに──。
敵のターンでは一瞬で距離を詰められて一斉攻撃を食らう展開に。
圧倒的な窮地。倍速効果恐るべし…。
しかし、ここである閃きが!
(確か、こんな状況に適した弾幕技があったような。)
弾幕技「二重結界」
消費弾幕Pは高いが、周囲にいる敵キャラ全てに高ダメージを与える。
囲まれた際などに有効な弾幕技。
(そうだ!周囲の敵を一掃出来る便利な弾幕技を自分で紹介してたじゃないか!)
”弾幕技「二重結界」に活路を見出した筆者”
早速、今設定されている弾幕技「陰陽弾」から切り替えて、
弾幕技「二重結界」を使用することに──。
弾幕技の切り替え方を忘れる
なんと、ここへ来て弾幕技の切り替え方が分からない状態に。
そう、ここまで初期設定の「陰陽弾」以外を使ってこなかったのが仇になったのだ!
まさかの幻惑「アンキャニーシャイン」が自動発動。
しかも混乱対象は自分という…もはやただのギャグである(笑)
あらゆるボタンを探りながらテンパる筆者。
そして飛び出したのは──。
弾幕技「陰陽弾」
(完全にやらかした~!!!)
同時に敵キャラからのタコ殴りが始まり、
確実に死亡フラグが立ったと感じた筆者。
なんとか奇跡の生還!
おそらく敵キャラの行動パターンが少し違っていれば、
死んでいる可能性も十分にあった場面だった。
なんとか生き残れた筆者はここから回復アイテム「玉露」などで立て直し──。
今度は確実に弾幕技「二重結界」を発動させて敵キャラを一掃!
残りは売王霖之助との一騎討ちのみとなり、
ついにその時を迎える──。
「売王霖之助」を撃破!
最後の決まり手は結局「陰陽弾」
ボスが爆発する演出辺りに元ネタの弾幕シューティングゲームらしさがうかがえる。
そして、待ちに待った感動のエンディングが──。
やってこなかった模様。
アワリティウム「売王の間」(40F)
真の最終決戦へ!
ここからが正真正銘、真のラストダンジョンのスタートだ。
苦戦は必至なので、この時点である程度の余力が残っていないと厳しい戦いに。
チュートリアルや今までのダンジョンで学んできたことを出し切って戦おう!
真のラスボスが繰り出す大迫力のスキル
アワリティア思念体の使うスキルはどれも強力。
攻撃を耐え凌ぐ為には回復アイテムの「玉露」や「心のスキマ」が不可欠だ!
弾幕技「二重結界」で応戦すべし!
アワリティア思念体が使う「マンモンの眼光」「強欲が呼びし滅びの烈光」のダメージスキルは強力だが、一番厄介なのは「禍々しい侵略者」で増援を呼ぶことだ!
囲まれた場合は、素早く対応しなければ一転してピンチに陥ってしまうので、
弾幕技「二重結界」で切り抜けるのがおすすめ。
霊夢がアワリティア思念体と隣接していれば同時にダメージを与えることも可能だ!
強力な攻撃を耐え凌ぎ、筆者もなんとかアワリティア思念体を撃破!
霖之助に憑りついていた魔力のつながりが絶ち切れる。
エンディング
霊符「夢想封印」
霖之助と魔力のつながりが絶ち切られた瞬間、
霊夢は霊符「夢想封印」によってゴールドスフィアの中に魔力を閉じ込める。
霖之助と再会
これにて”香霖塔の異変”は解決を迎える。
そして、ムービーシーン後はエンディングロールへ。
『さぁ、次の不思議を探しに行こう』
エンディングシーンの最後には既にさらなる冒険の予感が。
不思議の幻想郷の冒険はまだまだ始まったばかりだ!
▼【エンディング完全版はこちら】
クリア後の展開
さらなる事件の予感
エンディングロール後には売王の間に残された布都の茶番が展開される中、謎のキャラクターの姿が。ストーリーは既に次の事件へと伏線が張られているようだ。
転移(ワープ)機能が追加
”香霖塔の異変”クリア後に開放される転移機能は拠点内からであれば
好きな所へ一瞬で移動が出来る。
鑑定と中級調合レシピが追加
「にとフュージョン」の機能に鑑定と調合レシピが追加。
今後は正体の分からないアイテムが出現する高難易度のダンジョン解放や、
新アイテムの登場を予感させる。
華扇道場の中級が解放
”香霖塔の異変”クリア後は自動で華扇道場の中級が解放。
中級指南と仙人の試練(中級)が挑戦出来るようになるので、
更なるテクニックを磨くことが可能だ!
新ダンジョン「尋龍点穴」が出現
”香霖塔の異変”クリア後に布都に話しかけるとイベントが発生。
新ダンジョン「尋龍点穴」が現れて挑戦出来るようになる。
ダンジョンをクリアする毎にさらに深層が解放されていくので、
やり込み要素の強いコンテンツと言えるだろう。
総評(最終回)
”香霖塔の異変”をクリアしたが、
むしろこれからがスタートと言えるぐらいやり込み度が高い。
現時点でストーリーはギャグ要素が多めのシンプルな展開だが、かわいいキャラクターの豊富さや細やかな演出の作り込みでいつの間にか夢中に。
ハマる人は時間を忘れて遊んでしまいそうな面白さがあっておすすめです!
最終評価:★★★★★★★★★☆(9点)