『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』プレイレビュー第4回【奥深いやり込み要素が最大の魅力!】
今回の「ゲームぶらり旅」は
『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』
2016年12月22日に発売したダンジョン探索RPGの
プレイレビュー第4回をご紹介します。
▼前回のあらすじを見たい方はこちら!
プレイレビュー(第4回)
博麗神社~白玉楼(23F)【リベンジ】
前回、白玉楼(23F)の百鬼夜行発生でまさかの大波乱。
止む無く「リターンオブハクレイ」で博麗神社に帰還した筆者。
今回は"香霖塔の異変"のリベンジからスタートだ!
繰り返しプレイで見える奥深いやり込み要素
ダンジョン開始早々に拾ったのはお守り「博麗チャーム」
アイテム説明の通り、注目すべきは印の数。
「博麗チャーム」をベースに他の有能なお守りと強化合成することで、
複数の効果を持った自前のお守りを作成可能だ!
筆者の場合は、エア巻物と交通安全のお守りを合成して
フロアの罠を回避しやすくなる効果を付与してみたぞ。
危険な場面を切り抜けるのに役立つ弾幕技をより多く使えるのは心強い!
2度目に訪れた妖怪の里では、
秘神の館(運命のダークサイド)に立ち寄って武器に加護をつけることに。
せっかく合成強化した装備も呪いや劣化によって機能を制限されるともったいないので、お気に入りの装備には早めに加護をつけておくのがおすすめだ!
ちなみに、解呪&加護のお値段はどの装備でも一律891円。
経営している「厄神」の鍵山 雛ちゃんから厄い(891)という設定なのだろう。
19F「アワリティウム前」時点の装備はこんな感じ。
二刀流の楼観剣がレベル,補正値ともに順調に成長。
空印の数を活かして強化合成を重ねることで武器の特性もさらに豊富に。
攻撃力がアップしたことで、1回目の"香霖塔の異変"ダンジョン攻略時より
敵を一撃で倒せる回数が確実に多くなったぞ!
防具を装備しない二刀流は防御面にリスクもあるが、
不思議の幻想郷に登場する敵キャラは厄介な特性持ちが多いので、
現時点では"先手必勝"スタイルの攻略を筆者はおすすめする。
21F「紅魔館」では珍プレーも炸裂。
通路の右側に初めて隠し部屋を発見し、
なんとか辿り着けないものかと悩んだ末に
爆薬の効果範囲を期待して飲むのを試すことに──。
結果、おはぎが全て焼けてしまった。
壁貫通の狙いが不発に終わるだけでなく、
手持ちで3つあったおはぎが全て焼きおはぎに。(満腹度効果ダウン)
なんとも恥ずかしいプレイ内容だった…(笑)
気を取り直して、前回の最終地点「白玉楼」に到達。
この時点でなんと武器の見た目に変化が──。
楼観剣→ロウカンブレードへ進化!
まるでFF7主人公「クラウド」が持つバスターソードのような見た目への変化に
テンション上げ上げの筆者。(かっこいい!)
レベルによって装備の形状が変化するといった
細かい所まで作り込みの深さがあるのは◎
色んな装備の形状変化を見てみたくなるプレイヤー心理を突いて、
遊びの幅を広げやすくしているのも本作の魅力の一つと言えますね!
永遠亭(26F)~香霖堂アワリティウム支店(29F)
そして、ついに未知の26F「永遠亭」へ到達。
戻し作業でさらに装備は強化されましたが、
このまま最上階まで辿り着くことは出来るでしょうか──。
要注意の敵キャラ一覧
永琳さん(えいりんさん)
2004年に発表された東方Project第8作目「東方永夜抄 ~ Imperishable Night.」
に初登場したキャラで本名は八意 永琳(やごころ えいりん)
どこかで聞き覚えがあると思ったら、
妖怪の里で薬の行商人をしていたイナバちゃんが話していましたね。
(プレイレビュー第2回を参照)
永遠亭の名医と謳われる薬師で、
本作内の回復アイテムである八意湿布(やごころしっぷ)などの開発者。
本作で最大の特徴は──。
一直線上にいる霊夢を狙った遠距離攻撃
厄介な特性は霊夢と一直線上であれば敵味方問わず攻撃すること。
その為、霊夢と一直線上にいる敵キャラを倒して
レベルアップすることで強敵となってしまうとピンチな状況へと陥りやすい。
永琳さまへレベルアップしてしまうと、通常攻撃に貫通性能が加わる上に
睡眠薬を撃って動きを止めてくる超絶厄介な敵キャラに。
そうなると苦戦は必至なので、
永琳さんと戦う時は一直線上に他の敵キャラがいないか注意が必要だ!
輝夜さん(かぐやさん)
八意 永琳と同じく「東方永夜抄 ~ Imperishable Night.」に初登場したキャラ。
本名は蓬莱山 輝夜(ほうらいさん かぐや)
その最大の特徴はかなり高い最大HP。
強化した二刀流の楼観剣で3撃以上かかることがあったのは輝夜さんのみだったので、
相当高い最大HPに設定されていることが分かる。
敵をレベルアップさせてから倒すテクニック
先ほど要注意の敵キャラ一覧で紹介した永琳さまが
29F到達前に最大の苦戦を強いられた敵キャラだった。
1対1で対峙出来ていたから良かったが、
もし「でかい永琳」までレベルアップしていたら危なかっただろう。
なんとか通路に誘い込んで倒すと──。
武器防具お守りが一斉にレベルアップ!
基本的にピンチに陥るトリガーになる敵キャラのレベルアップだが、
危険の少ない敵キャラをあえてレベルアップしてから倒すのも一つの戦略。
不思議の幻想郷でもそれは例外ではないようなので、
レベルアップしてから倒すのに適した敵キャラを今後探してみる予定。
こういう抜け道を突いたレベル上げや攻略は
不思議のダンジョンRPGの醍醐味であり、楽しみ方としてもおすすめ!
待ち受けていた者は──。
ようやく29F「香霖堂アワリティウム支店」に到着!
階層のキリ的に29Fに霖之助が居て、
30Fで最終決戦をするのだろうと予想している筆者。
待ち受けていたのは──。
(り、霖之助さん…!?)
霊夢と全く同じ反応だった筆者。
香霖堂アワリティウム支店には変わり果てた霖之助さんの姿が──。
霖之助さんではなかった模様。
霖之助ロボMk-Ⅱ・YU-Editionは香霖堂アワリティウム支店の店番をしているだけのようで、”香霖塔の異変”に関しての情報はほとんど得られなかった。
店内の内装はこんな感じ。
左側にずらっと並ぶ複製品のような像が不気味で
ちょっと悪趣味なセンスが漂っている。
ここでは宿泊とアイテムの売買が可能だ。(宿泊はやっぱり1500円)
ちなみに、店で「万能のみ」が売っていたので購入。
これを使えばちゃんと壁を壊せるようだ。
21Fで爆薬を飲んで壁を破壊しようとして自爆したのが恥ずかしい(笑)
これが29F「香霖堂アワリティウム支店」時点の装備だ!
二刀流の楼観剣はロウカンブレードへと進化後もさらに強化して
補正値はみぎ手が+14、ひだり手が+8まで上昇。
この時点の右手武器の特性も、
- 【霊】霊特効
- 【超】超人特効
- 【吸】吸血特効
- 【耳】耳特効
- 【妖】妖怪特効
以上の5種類の印がついてかなり頼もしい武器に!
一方、こちらが同行キャラ布都の装備。
装備のレベルは着実に上がってきているが、
大量の空印が放置されていることから手抜き感は否めない(笑)
今後、余裕があれば少しずつ強化を進めたい所だ。
夢殿大祀廟(30F)~神霊廟(33F)
ダンジョン攻略も終盤戦に突入。
30F「夢殿大祀廟」から攻略していくぞ。
ちなみに夢殿大祀廟(ゆめどのだいしびょう)と読みます。
難し過ぎて調べるまで筆者は全然読めなかった…(笑)
要注意の敵キャラ一覧
響子さん(きょうこさん)
2011年に発表された東方Project第13作目「東方神霊廟 ~ Ten Desires.」
に初登場したキャラで本名は幽谷 響子(かそだに きょうこ)
聞こえてきた声に対し、同じ言葉を大声で返事する妖怪らしい。
妖怪の里の入口で見た不思議ちゃんですね。
(プレイレビュー第2回を参照)
本作で最大の特徴は──。
拾ったアイテムの投擲スキル
何でも拾ったものを霊夢へ投げつけてくる厄介な特性で、
武器や防具などの装備品などの場合は強制的に装備させられることも。
さらに、投げつけられたアイテムはスキマの中に入ることもあるので要注意。
心のスキマにアイテムを詰められて勝手に使用されるのが一番痛い。
神子さん(みこさん)
「東方神霊廟」に初登場したキャラで、
本名は豊聡耳神子(とよさとみみの みこ)
モチーフは日本史でお馴染みの聖徳太子。別名は聖徳王。
本作で最大の特徴は──。
旧一万円札の投擲スキル
少し前に紹介した響子さんと似た特性だが、
神子さんの場合は旧一万円札を投げ込んでくる。
一見、価値のありそうな旧一万円札というアイテムだが──。
アイテム説明を見る限りは全く無価値のようで、
風来のシレンでいうところの雑草的なポジションだろう。
だが、考え方によっては神子から不要なアイテム(旧一万円札)を大量に回収して
上手く利用する方法はあるかもしれない。
天子さん(てんしさん)
2008年に発表された東方Project第10.5作目「東方緋想天 ~ Scarlet Weather Rhapsody.」
に初登場したキャラで本名は比那名居天子(ひななゐ てんし)
天界という雲の上に住む天人で、
人間であった時の名前は「地子」であり、天人になる際に「天子」と改名した。
見た目の通り、お嬢様キャラのようだ。
本作で最大の特徴は──。
緋想の剣による範囲ダメージスキル
霊夢と隣接している同行キャラにも及ぶ地割れ攻撃を使ってくるのが厄介。
浮遊状態であればダメージの回避は可能。
”香霖塔の異変”解決も大詰め
33F「神霊廟」に入ってからも順調に攻略を続けて、
いよいよ”香霖塔の異変”解決も最終盤へ。
この辺りまで来るとさすがにやり直しは避けたい所。
ようやく35Fを突破するとそこには──。
華扇ちゃんが霊夢を待っていました。
そして、華扇の口から”香霖塔”の異変の真相が語られ、
魔力に取り込まれた霖之助を助ける為には、
魔力と霖之助のつながりを一度、絶つ必要があることを知ります。
霖之助との戦いで金の玉(ゴールドスフィア)を強引に奪い取る際にケガを負った華扇は後のことを霊夢に託します。
果たして、霊夢は霖之助さんを正気に戻すことは出来るのか──。
次回、ついに最終決戦に挑みます!
総評(第4回)
前回地点までの戻しプレイも単調にならず、
装備品のさらなる強化合成や武器の形状変化という新しい発見を楽しみながら遊べたのはすごく良かった。
後半に進むほどトリッキーな敵キャラも増えてきて、次に何が起こるか分からない感じがスリルを倍増させている。
プレイを重ねれば重ねるほど、中毒性のようにハマっていく多彩に盛り込まれたやり込み要素は本作品で最大級の魅力と言えるでしょう!
途中評価(テンション):★★★★★★★★★☆(9点)