『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』プレイレビュー第1回【かわいい系不思議のダンジョン】
今回「ゲームぶらり旅」でご紹介するのは
『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』
2016年12月22日に発売したダンジョン探索RPGの
プレイレビュー第1回です。
ダンジョン探索RPG『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』
あらすじ
その日、幻想郷は急な豪雨に襲われていた。
雨宿りのため、香霖堂に立ちよった博麗霊夢だったが、彼女はそこでトラブルに巻き込まれてしまう。
店主である森近霖之助が、豹変して襲いかかってきたのだ。
その圧倒的な力の前に、為す術もなく敗北してしまう霊夢。
命からがら博麗神社へと逃げ帰った彼女だったが、そこで待っていた茨木華扇の命により、
ふたたび香霖堂へと向かうことになるのだった。
今、「ゴールドスフィア」をめぐる、新たな異変の幕が切って落とされる。
(公式サイトより)
概要(不思議の幻想郷とは?)
洗練されたダンジョンRPG
同人ゲーム「東方Project(制作:上海アリス幻樂団)」を題材にしたファンゲームで、遊ぶ度に何度もダンジョン構造や落ちてるアイテムが変化する「ダンジョン探索RPG」です。
「ダンジョン探索RPG」として何度も遊びたくなる中毒性の高い内容と膨大なやりこみ要素を収録。
初心者から上級者まで遊びやすい操作性と判りやすいシステムで遊びつくそう!
個性豊かな東方キャラクター
東方Projectのファンゲームとしても敵味方含めて約120キャラ以上登場し、原作の「東方紅魔郷」以降のキャラクターがすべて登場!
原作で見た個性豊かな能力や特徴が、本作に合わせた形で絶妙に再現されています。
また声優によるフルボイスのアドベンチャーパートが、ストーリーを盛り上げます。
メインキャラクター紹介
博麗 霊夢
幻想郷と外の世界の境目に位置する「博麗神社」の巫女さんで、
類まれなる幸運の持ち主。
感情が豊かで裏表がなく、勘が鋭い。
お茶がなくなると、死ぬほどつらいらしい。
人間・妖怪を問わず惹きつける、不思議な雰囲気の持ち主で、
誰に対しても平等に接する。
ただし、仕事を邪魔する者は、誰であろうと容赦しない。
(CV.佐藤 聡美)
物部 布都
疑似的に死ぬことで肉体を完全に捨て、「尸解仙(しかいせん)」となった。
ただし、完全に成功しているのかは不明で厳密には「尸解仙を自称する道士」である。
風水を操る程度の能力を持っており、
一流の仙人になることを夢見る、努力家でもある。
妖怪に敵対心を抱いており、彼女のまわりには無駄な争いが絶えない。
(CV.波田野 由衣)
茨木 華扇
妖怪の山に屋敷を構え、そこで暮らしている仙人。
仙人としての号は「茨華仙(いばらかせん)」。
包帯に包まれている右腕は、失くしたために実体がなく、
煙のようなものが詰まっている。
生真面目な性格で、とても説教くさい。
修行をしない霊夢に、きびしい修行を課したことがあり、
それがトラウマになっているのか、霊夢は華扇にあまり逆らえない。
(CV.水橋 かおり)
プレイレビュー(第1回)
ゲーム前のイメージ
当シリーズはファンから「ふし幻シリーズ」と呼ばれており、
東方Projectでお馴染みのかわいい東方キャラ達が多数登場するのが特徴。
不思議のダンジョン系のゲームが大好きな筆者ですが、
パッケージがキャラゲー寄りに見えて、
内容も薄いのでは?と、なんとなく避けてきた作品。
結果から言うと、既に第1回プレイで
その予想を良い意味で裏切ってくれました!(面白い!)
登場キャラクターが可愛い!
思った以上に可愛かった東方キャラ!
筆者は東方キャラはゆっくり霊夢実況ぐらいでしか馴染みがなかったので、
あの丸っこい厚かましそうなキャラしかイメージがなかったんですが、
実際の霊夢を知ってびっくり!(めっちゃかわいいじゃないか!)
第1回時点で確認したキャラは
「博麗 霊夢」「物部 布都」「茨木 華扇」「稗田 阿求」の4キャラ!
どれもかわいいが、中でも現時点では華扇の笑顔が一番かわいいと感じた!
正直ちょっと東方キャラを舐めてましたね…(笑)
キャラクターの可愛さは予想を遥かに上回ったレベルでした。
表情も豊かなので見ていて楽しいし、今後の登場キャラにも期待!
ダンジョンマップのちびキャラもかわいい!
ダンジョンマップを移動する際はお馴染みのちびキャラに。
一つ一つのアクションもかなりかわいい仕上がりになっている!
ストーリーはギャグ要素が多め
店主の霖之助の会話シーンから始まる。
ムービーシーンでは本作ストーリーの元凶である
金の玉(ゴールドスフィア)を巡る攻防や
パロディネタなどギャグ要素の多い展開が楽しめる。
あえて金の玉という呼称をつける辺りに遊び心がうかがえる(笑)
自由な作風を活かして、下ネタでもどんどんぶっこんでくるのは
東方Project二次創作の強みと言えるだろう。
そしてなんとなく似てるなと見ていたら、
やっぱりパロディネタだった懐かしのアレも香霖堂の商品として登場!
マニアにはたまらない一品だが、香霖堂が流行らない理由も頷ける…(笑)
気になる人は「ボンバーマンビーダマン」で検索をかけてみてくれ。
ちなみに、そんなギャグとパロディネタで楽しませてくれる
本作を含める「不思議の幻想郷シリーズ」は
2009年冬のコミックマーケットで発表されてから
今に至るまで続くロングラン作品のようだ。
ストーリーが最終的にどうなるのか、
はたまたどんなオチを見せるのか!
今後の展開を楽しみにさせてくれるような内容だった!
▼【オープニングムービーを見てみたい方はこちら】
多彩な要素を詰め込んだゲーム性
これまでに不思議のダンジョン系のゲームは
と一通りのプレイをしてきた筆者が
本作のチュートリアルをプレイした時点で感じたのは
詰め込み過ぎなぐらいある多彩な戦略要素だ。
ダンジョンRPGの王道である風来のシレンやトルネコの大冒険と比べて、
重厚な世界観こそ欠けるものの、様々な要素を詰め込んだ多彩なゲーム性は
過去にプレイしたタイトルを遥かに凌駕している!
その為、全ての戦略を使いこなすにはかなり覚えることが多くて大変なので
筆者の場合はまず華扇道場でプレイスキルを磨くこと。
チュートリアル
オープニングムービー後は”異変”の起きた幻想郷を通って
博麗神社まで戻るまでの間に基本操作のチュートリアルが発生。
覚えることは多いが、かなり説明は親切なので初心者でも安心。
基本的な移動や装備を覚えた後に出てきたのは弾幕技のチュートリアル。
道中に落ちているP(スキルポイント)を拾って貯めていくことで
P(スキルポイント)をストック出来る点とそれを使って遠距離攻撃出来ることから
風来のシレンでいう所の弓矢的な位置付けの要素だろうか。
特に4種類存在する弾幕技の中でも「二重結界」は
周囲の敵を一掃出来る為、囲まれてピンチの時に有効だ!
筆者の中でも最低限覚えておいた方がいいだろうと感じたおすすめスキル。
スペルカードのチュートリアル。
様々な効果のものが存在し、状況に合わせて使い分けることで攻略の手助けに。
また、使用の際はキャラクターのカットシーンが発生して盛り上げてくれる!
神霊「夢想封印」のスペルカードは
同じ部屋にいる全ての敵に、ダメージを与えることが出来る。
風来のシレンでいう所の真空斬りの巻物。
浮遊薬を飲んで水路の上を渡るチュートリアル。
薬を飲むを選択するとダンジョンで勝手にござを広げて飲みだすという
霊夢のマイペースな特徴がよく表現されている(笑)
しかも「いただきまーす」のボイス付き。
戦闘中に薬飲みだしたらとってもシュールな画になりそうだ(笑)
そして、ここでプレイを中断してひと休憩入れることに。
帰ってきたらこんなことに…(笑)
ダンジョンRPGで放置待機中のキャラクターが固有のアクションをするのは
よくある仕様なので知っていたんですが、
さすがに自由過ぎるやろ!(笑)
筆者はキャラクターが寝てる待機動作ぐらいしか知らなかったので
これには思わず笑っちゃいました。
初心者指南をプレイ
自由に行動出来るようになってからはまず華扇道場の初心者指南をプレイ。
チュートリアルの基本操作に加えて、さらにテクニックを教えてくれるぞ!
目薬の使い方のチュートリアル。
目薬を使うと見えないものが見えるようになる。(罠や見えない敵など)
特に使い方などに問題はなかったが、
罠の数と種類多すぎィ!?
ちなみにどの罠もボタンはかわいいが、中には恐ろしい効果を持つ罠も…。
罠も使い方次第ではあるけれど、
この自分から地雷の罠にかかって周囲の敵を一掃するテクニックとか
初心者のうちに教えることなのか…(笑)
最近のダンジョンRPGのレベルが高いのか、
「不思議の幻想郷シリーズ」のレベルが高いのか…。
急に先行きが不安になりガクブルな私。
さらに初心者指南を進めていくと、
素材アイテムを組み合わせてアイテムを生成するチュートリアルが発生。
その名も「にとフュージョン」!!!
うーん、何のことやらさっぱり分からん…(笑)
とりあえずどう見てもただのカッパの魔法瓶にしか見えない。
あくまで現時点での推測だが、筆者の勘では
最終的にレア素材を集めてすごいアイテムを作ろう的な
やり込み要素に近い代物なんじゃないだろうかと予想している。
最後は初心者指南の卒業試験に挑む。
この場面は、金縛りの札を使ったテクニックを駆使すれば、
現時点では勝てないような強敵も
上手く足止めして避けることが出来るよという内容。
ちなみに敵の強さにはランクが存在しており、
- 〇〇ちゃん
- 〇〇(呼び捨て)
- 〇〇さん
- 〇〇さま
- でかい〇〇
というように固有名称の後ろにつく呼称によって
強さの段階が分かれているようだ。(1<2<3<4<5の順に強い)
なので、画像に出てくる敵の美鈴さまは4の強さに位置するため、
レベル1の霊夢では到底勝てないということが分かる。
それにしてもあの集団はエグい。
外に出したら一発でノックアウトされそうでガクブル…。
指南の説明はすごく親切だけど、実践内容は鬼畜な気がしてならない。
最後の部屋ではジグザグ移動の計算を間違えて
攻撃を受けてしまい、初めて力尽きる。
(本当にこれ初心者指南なのか。2発で死んだけど。)
この後、やり直してなんとか初心者指南卒業試験はクリアしました。
仙人の試練をプレイ
初心者指南で教わったことをおさらいする為、
メインストーリーを進める前に仙人の試練(初級)をプレイ。
アイテムの持ち込み不可なので、
通常のダンジョンよりテクニックを駆使する実践向きの内容となっている。
仙人の試練の初級ダンジョンは結構さくさく進めたので
流れはダイジェストでご紹介します。
能力の異なるパートナーを自由に選んで連れていける模様。
心強い存在だが、同行キャラの動きの管理も必要に。
あえて同行キャラを連れて行かずにプレイすることも可能のようだ。
道中でお馴染みのアイツが登場!
順調に華扇の修練場を進んでいたが、
9Fで幻覚の罠を踏んでしまうハプニングが発生。
霊夢が幻覚状態になってしまい、
仲間の姿が変化…って、
えっ!?
出たああああああああ!!!
東方Projectに関してにわか知識しかない筆者でも知っている。
ゆっくり実況などでお馴染みのゆっくり霊夢じゃないか!!!
意外過ぎる所での登場にテンション爆上がりでした(笑)
厄介なスキルを持つ強敵も登場!
華扇の修練場の最終フロアでは厄介なスキルを使う敵も登場。
初級ダンジョンで混乱スキルを使ってくる敵がいるってどんだけ~!!
一転してピンチになったりしたが、今後の難易度はさらに上がるのだろうか…。
少し不安は残るが、今後の展開が楽しみだ!
総評(1回目)
思っていたよりずっと面白い!
キャラクターのかわいさは大満足だし、
ダンジョンRPGの要素も多彩で楽しい!
こういう軽いタッチで実はめちゃくちゃやり込み要素があるのも
違った良さがあるので、少し特殊なダンジョンRPGを求めてる人におすすめ!
途中評価(テンション):★★★★★★★★★☆(9点)